今回は、「失語症の方に50音表は使わない方が良い」というお話についてお送りします。
50音表というのは、「あ、い、う、え、お・・・」と50音が並んでいる表です。
(子供の頃ひらがなを覚えるために見ていたあの表です)
失語症の方と会話をするときに良かれと思ってこの50音表を用いる方がいらっしゃるのですが、実はそれは失語症の方にとって助けにならないことが多いんです。
皆さまに知っていただけますと幸いです。
<失語症の方には50音表は難しい>
コミュニケーション障害の方との会話に50音表を活用しようとすることがあると思いますが、失語症の方に50音表を使うことはNGなんです。
失語症の方は、文字の運用に障害があるので、50音表の中から文字を探して言葉を作ることが難しいんです。
失語症の方との会話には、50音表は用いないようにしましょう。
<失語症の方にはジェスチャーや絵・単語を活用しましょう>
失語症の方が言いたいことが分からない時は、50音表ではなく、絵や単語を見せて言いたいことは何なのかを探りましょう。
また、失語症の方に言いたいことを絵で描いてもらったり、書けそうであれば単語で書いてもらいましょう。
ジェスチャーで伝えてもらうのも良いですよ。
お互いに協力しながら楽しく会話をしていけるといいですね♡
失語症でお困りの方や、失語症のリハビリを受けたい方は、ぜひ、ことリハにご連絡下さいね☺
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