今回は、右脳損傷後にみられるコミュニケーション障害の一つ「抽象語の理解の低下」についてお送りします。
右脳損傷後にみられるコミュニケーション障害について、皆様に知っていただけますと幸いです。
<抽象語の理解の低下>
右脳損傷の方は、失語症を発症することは稀なので、一般的には単語の理解に低下はみられないのですが、右脳損傷の方で、抽象語の理解が困難になる場合があるとの報告があります。
また、具象語(具体的な言葉)の理解にも低下がみられる場合もあるとの報告もあります。
いずれも、その原因については、まだ結論が出ていないようです。
<抽象語の理解の低下でみられる症状>
・抽象語が出てきた話の内容が十分に理解できないことがある
(例:「何か消化に良いものが食べたい」と言われても理解が難しいなど)
・抽象語の解釈を間違えてしまい、話の内容を誤って理解してしまうことがある
・抽象語を使うことが苦手になる
・抽象語の使い方を誤ってしまうことがある など
コミュニケーション障害でお困りの方や、リハビリを受けたい方は、ぜひ、ことリハにご相談下さい☺
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