発語失行ってどんな症状なの⁈

今回は、失語症に合併しやすい「発語失行」についてお話していきたいと思います。

発語失行ってどんな症状なのか、どんな影響があるのか、分かりやすく説明していきたいと思います。

＜発語失行とは＞

発語失行は、言いたい言葉が頭にしっかり浮かんでいて、発語器官（口や舌など）に麻痺や筋力低下などの影響がないにも関わらず、

話そうとすると発すべき音と違う音を発してしまったり、話し方もたどたどしくなり、滑らかさが乏しく、日本語らしい抑揚で話すことが難しくなった状態です。

発語失行は、発話に関わる器官（口や舌）の構えや動かす順序の障害です。

＜発語失行は非流暢性失語と合併しやすい＞

発語失行はブローカ失語や全失語など、非流暢性失語と合併することが多いです。

非流暢性失語の中核症状と言っても過言ではありません。

しかし、失語症のリハビリをやったら発語失行が良くなるわけではなく、発語失行には発語失行に適したリハビリが必要です。

＜失語症が改善傾向でも発語失行が強くて話しにくいことも＞

せっかく失語症が改善傾向なのに、発語失行のリハビリをしっかり行っていないために、話しにくさが強いままでお困りの方もいらっしゃいます。

お困りの方は、ぜひ、ことリハにご相談ください☺