唾液が減ると起こる影響のお話

今回は、唾液が減るとどんな影響が出るのか、お話していきたいと思います。

唾液が減ると、いろいろな悪影響が起こるんですよ!

分かりやすく説明していきたいと思います。

 

<唾液が減ると起こる影響>

①話しにくくなる・飲み込みにくくなる

唾液の量が減少すると口の中や歯、舌などを滑らかに動かすことができなくなり、話しにくくなってしまいます。

また、唾液が減ると咀嚼しにくくなり、食べ物を唾液と混ぜ合わせて飲み込みやすい形にすることも難しくなるため、食べ物を飲み込みにくくなります。

 

②虫歯ができやすくなる

唾液の量が減少すると、乳酸を中和する作用が低下して、虫歯菌が作り出す乳酸が歯の表面を溶かすのを防ぐ力が低下してしまいます。

また、唾液の量が減ると、唾液の中に含まれるカルシウムやリン酸などの無機質が歯の表面を修復する力も低下します。

唾液の量が減ると、洗い流す力が低下し、歯の表面などに食べカスが残留しやすくなり、これも虫歯ができやすくなる要因となります。

 

③歯周病になりやすくなる

歯周病は、歯周病菌が原因で起こります。

唾液のもっている抗菌作用には、歯周病菌が増えすぎない様にコントロールする働きがあります。唾液の量が減ると、歯周病菌が増えるのを抑えることが難しくなり、歯周病を進行させてしまうことになります。

 

④入れ歯で痛くなりやすい

唾液の量が十分にあると、唾液が潤滑剤の役割を果たしてくれて、入れ歯がこすれて痛くなることはないのですが、唾液の量が減ると、歯茎に直接入れ歯が接触するようになります。このために、入れ歯が擦れて、歯茎に傷を付けやすくなります。

また、総入れ歯の方は、唾液が入れ歯と歯茎をぴったりくっつける役割を果たしています。

 

⑤口内炎ができやすくなる

口の中は軟らかくて傷つきやすい部分で、そこに歯が当たると、容易に傷つき口内炎をつくってしまいます。

そこで、唾液が潤滑剤の役目を担い、口の中の粘膜と歯が直接触れないようにし、口の中の粘膜を保護しています。

唾液の量が減ると、口の中の粘膜を守る作用が低下するので、傷つきやすくなり、口内炎を起こす可能性が高くなります。

 

⑥カビが生える

口の中にできるカビは、カンジダという真菌が原因です。カンジダは常在菌といって、もともと口の中にいる菌で、通常は免疫力の働きで数が増えすぎない様に抑えられています。

体調が悪くなったりすると、免疫力が低下して口の中が汚染されやすくなります。

唾液の量が減ることでも、抗菌成分が減少し、粘膜を傷つけやすくなることで、抵抗力が低下し、カビが生えやすくなります。