右脳損傷でみられるコミュニケーション障害のお話

今回は、右脳損傷でみられるコミュニケーション障害について、お話していきたいと思います。

一般的に失語症は左脳損傷で発症するため、右脳損傷では大きなコミュニケーション障害はみられないと思われがちですが、右脳損傷でもコミュニケーションがスムーズにいかなくなることがあります。

どんな症状がみられるのか、ご説明していきたいと思います。

 

＜右脳損傷でもコミュニケーション障害になるの⁈＞

一般的に、失語症は左脳損傷時に発症し、右脳損傷ではめったに失語症はみられません。

右脳損傷では構音障害がみられることはあるものの、構音障害では言語理解の低下はみられないため、右脳損傷ではコミュニケーション障害はみられないと思われがちです。

しかし、右脳損傷でも会話がスムーズにいかなくなることがあります。

 

＜右脳損傷後のコミュニケーション障害でみられる症状＞

・話ことばの抑揚の障害

・推論する力の低下

・ポイントを押さえてまとめる力の低下

・抽象語の理解の低下

・会話に集中する力の低下

 

次回から、一つ一つの症状について、詳しくご説明していきたいと思います。

コミュニケーションでお困りの方は、ぜひ、ことリハにご相談くださいね！