てんかんのお話 その②

今回も「てんかん」についてお送りしていきたいと思います。

前回の続きです。今回は、てんかんの診断や治療についてお話していきます。

では、前回の投稿で触れた、てんかんの種類や発作の分類から復習していきましょう!

 

<てんかんの種類>

てんかんには大きく分けて2つの種類があります。

 

1.特発性(一次性)てんかん

原因疾患が見つからないてんかん。

 

2.症候性(二次性)てんかん

脳梗塞、脳出血、脳腫瘍、脳炎など脳の病変が原因となっているてんかん。症候性の場合はMRIなどで異常がみつかります。

 

<てんかん発作の分類>

てんかん発作は大きく2つに分類されます。

 

1.全般発作

①強直間代発作 ②失神発作③ミオクロニー発作

 

2.部分発作

①単純部分発作 ②複雑部分発作③二次性全般性発作

 

(てんかん発作の詳細は前回投稿をご覧下さい)

 

<てんかんの診断>

てんかんの診断で最も大切なのは発作を知ることです。

発作症状、発作の起きやすい時間帯・状況、発作頻度など、患者さんだけでなく発作を目撃した方の情報も必要です。発作の様子を撮影した動画は、診断する上で非常に役立ちます。脳波やMRIを検査しても診断根拠が得られない場合には、患者さんやご家族から聴いた発作に関する情報に基づいて、てんかんと診断されることもあります。

 

<てんかんの治療>

てんかん治療の基本は薬物療法です。てんかん発作のタイプによって、用いるべき薬が異なりますので、正しく診断することが重要です。また、副作用がない状態で発作を抑えることも重要です。最近は副作用が少ない良い飲み薬がたくさんありますので、主治医とよく相談して下さい。

薬が効かない場合、外科治療(手術)で発作を抑えることができるてんかんもあります。

2種類の薬を試しても発作が完全に抑えられない時は、てんかん専門医の診察を受けることが望ましいそうです。

睡眠不足、精神的ストレス、過労、飲酒、薬の飲み忘れなどは発作の引き金となるので避ける必要があります。こうした引き金があって発作を起こした場合には、まず生活指導・服薬指導が行われます。いくら適切なお薬が処方されていても、こうした問題があると発作を抑えることはできません。

 

てんかんは脳梗塞、脳出血、脳腫瘍などの脳の病気が原因で起こることが多いため、脳の病気を起こしたことがある方は注意が必要です。

また、原因疾患がなくても発症することもありますので、てんかんについて知っておくことは大切です。

「てんかんかも!」という症状がみられたときは、必ず受診しましょう。

てんかんを起こした方の近くに居合わせたご家族などは、てんかん発作の様子をよく観察し、医師に伝えて下さい。診断の重要な材料になります!